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〒600-8415 京都市下京区松原通烏丸東入 因幡堂町690
川上雅宣堂がお世話役を預かっております、「東陽坊保存会」と「鈴声会」の月釜のご案内です。 【東陽坊保存会のお知らせ】 ※次回の月釜は、 令和6年12月5日に開催の予定です。 【鈴声会のお知らせ】 ※次回の月釜は、 令和6年12月8日に開催の予定です。 |
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歴史 | 東陽坊保存会は、利休の門人であった東陽坊長盛の茶徳を偲び、好みの茶室である「東陽坊」の保存を目的として懸けられる月釜です。 東陽坊はもとは真如堂の塔頭であり、その茶室は以前は北野の高林寺にありました。その茶室が明治34年に安永萬次郎氏により建仁寺に寄贈されることになり、その時に東陽坊長盛の茶徳を偲んで釜を懸ける「瑞草社」が玄々斎門下の前田宗雪らによってつくられ、月命日となる毎月5日に釜が懸けられるようになりました。 大正11年、茶室が現在地に移ったのを機に、名称も「瑞草社」から「東陽坊保存会」と変わり、現在に至ります。 その後、戦後の荒廃を乗り越え、建仁寺や鵬雲斎大宗匠の助成により修理が行われ、昭和51年の10月、披露の茶会が行われました。また井口海仙宗匠などのご尽力により、今では裏千家を代表する月釜と言われています。 |
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歴史 | 鈴声会は昭和28年に始まり、会の名称は真如堂(真正極楽寺)の山号である「鈴声山」に由来しています。 吉田山のほど近くにあるこの真如堂は、本席が設けられている所からは、涅槃(ねはん)の庭越しに大文字までのぞめる絶景です。また、紅葉の季節には紅葉の名所といわれるほどに、境内が紅葉一色に埋め尽くされる光景は、伽藍(がらん)の優雅さとあいまってなんとも鮮やかです。 かつて11月には、その紅葉の季節に合わせて、井口海仙宗匠により献茶式が行われていました。現在でも、その名残として毎年11月は「紅葉茶会」として、境内で蕎麦がふるまわれるなど、京都の秋を感じさせるのどかなひと時を演出しています。 平成18(2006)年9月には、会の発足より50年を超えたことを機に、物故者の法要が行われました。 歴史ある中にも、若い人たちにも気楽に参加していただける茶会、また茶の湯に親しむ人々の交流を深める場としての存続を目指しています。 |
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